ランドセルブランド目的別おすすめ12選|子どもが主役のフィッターまとめ

    ランドセルのブランドはたくさんありすぎて迷いますよね。

    どこのブランドでも「丈夫で背負いやすい」と、同じようなことを言っているけど本当はどこがいいの?

    そんなパパママさんへ、ランドセルブランド133社を調査した中からフィッター厳選の12社を紹介。

    目的別におすすめする理由と注意点も解説しているので、メーカーホームページの演出やネットの情報に惑わさる心配はありません。

    ランドセル選びで1番重要なことは「子どもが主役」であること。以下の2つに注意して、最高のランドセルを見つけましょう。

    1. ネットやカタログ、SNSの情報は参考程度に(鵜呑みにしない)
    2. 迷ったときは、子どもにとって良いものは何なのか?を考える

    お子様にぴったりのランドセルが見つかることをお祈りいたします。

    筆者プロフィールこの記事の筆者
    4児のママ兼ランドセルフィッターの「あや」です。
    お子様のからだへの負担が少ないランドセルの選び方や最新情報を発信しています。迷っている方、お悩み中の方は「フィッター厳選!ランドセル人気おすすめランキング」をぜひご活用ください。

    1. 結局1番のおすすめのランドセルブランドはこの2つ!

    この記事ではフィッターが考える「家族みんなが笑顔になるランドセル」をテーマとして、目的別にランドセルブランドを紹介しています。

    ただ結論から言うと、133社の調査データからどんなお子様にも自信をもっておすすめできるランドセルブランドは次の2つでした。

    • セイバン(天使のはね)」高機能・高性能・高品質の業界最大手。決められない人、失敗したくない人におすすめ。
    • 羽倉(HAKURA)」立ち上げ肩ベルトで背負いやすさをちゃんと考えている工房系。本革にこだわる人におすすめ。

    記事を読み進めていき、どのブランドにしようか決まった方にも、やっぱり全然決まらなという方にも、まずは一度お子様に背負わせてランドセル選びの基準にしてほしい2ブランドになっています。

    セイバン天使のはねが100倍わかるランドセルフィッターの解説

    1-1. 世の中の「ランドセルランキング」はあてにならない

    ランドセルランキング検索

    ネット上には当たり前のようにランドセルのランキングが出ていますが、そのほとんどが根拠のないサイトばかり…汗

    現在ランドセルブランドは主要なものだけで50社以上、商品数は600以上。無名ブランドもあわせれば1,000種類を超えます。

    それがひとつのランキングで表現できるっておかしな話ですよね?

    ランドセルは見た目は似ていても、品質も違えば、価格や機能、丈夫さも違う。10年前のガラケーと最新型スマホくらいの差があるんです。

    しかも、最新型のスマホが必ずしもあなたのお子様にピッタリとも限りません。

    そのため実物を見て、触って、背負い比べて、お子様にとって第1位のランドセルを納得いくまで探すことが大事。

    それでも「やっぱりランキングが気になるなぁ」という方は、当サイトのランキング記事を参考にしていただければと思います。

    ランドセルブランド厳選ランキング|50社以上の調査まとめ購入前チェックリスト付き

    2. 体感が軽いランドセルブランド2選

    教材の大型化やページ数増加に伴い、荷物を詰め込んだランドセルの重さは昔の約1.3倍。小学生の腰痛や猫背などの姿勢が悪くなる問題がメディアで取り上げられることが多くなりました。

    そこで、もはやあたりまえ機能のひとつでもある「軽く感じる機能」で、からだの負担が20~50%軽減(※メーカー発表)されるランドセルブランドです。

    立ち上げ肩ベルト(背カン)ばかり注目されがちですが、肩ベルトの裁断形状、背面の構造、重心の位置/安定性を含むトータル面で背負いやすい2社となっています。

    2-1. 天使のはね(セイバン)|立ち上げ肩ベルトの元祖

    セイバン天使のはねの負担軽減効果

    左右が連動して動く背カン(天使のはね)、湾曲形状の3D肩ベルト、ランドセルを垂直状態にキープするせみね(背面)、教科書を安定させるチルトプレートを搭載。

    ベルトのグラつき、ズレが少なく、子どもが動き回ってもランドセルに振り回されることなく重心が適正な位置で安定。すべてのシーンにおいて十分な負担軽減効果が期待できるブランドです。

    天使のはね(セイバン)

    総合★★★★★ 96.75 /100pt
    軽く感じる機能★★★★★ 30.00 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★★ 19.44 /20pt
    安心・安全機能★★★★★ 19.11 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★★ 19.03 /20pt
    購入者の口コミ★★★★★ 9.17 /10pt

    セイバン天使のはねの基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    ・アンジュエール
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類25モデル3モデル
    カラー40色3色
    価格帯56,000~78,840円73,440~91,800円
    重量約1,130~1,250g約1,300~1,520g
    オーダー
    メイド
    天使のはねクラシック カブセ裏オーダー
    お得情報早期割引10%OFF

    2-2. フィットちゃん(ハシモト)|知名度第2位の背カン

    フィットちゃんの負担軽減

    左右別々に動くフィットちゃん背カン。ランドセルを安定させるという面では天使のはねに劣りますが「背負う・降ろす」の動作が楽チン。

    天使のはねが窮屈だと感じるときは、次に試してほしいブランドがフィットちゃんになります。

    フィットちゃん(ハシモト)

    総合★★★★★ 90.07 /100pt
    軽く感じる機能★★★★ 25.47 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★★ 17.87 /20pt
    安心・安全機能★★★★★ 19.02 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★★ 19.01 /20pt
    購入者の口コミ★★★★ 8.70 /10pt

    フィットちゃん(ハシモト)の基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類38モデル2モデル
    カラー74色2色
    価格帯39,900~77,760円75,600~97,200円
    重量約1,100~1,330g約1,450~1,500g
    オーダー
    メイド
    限定500本 63,000円(税込)~
    お得情報WEB購入で約1割引き(対象外商品あり)

    3. 丈夫・頑丈なランドセルブランド2選

    ランドセルの丈夫さ・頑丈さが決まるのは、主に以下の3つ。

    1. 素材(革)の強度
    2. 補強材の構造・強度
    3. 縫製・接着技術

    素材が丈夫でも補強材(芯材)が弱ければ型崩れするし、逆にフレーム補強が強すぎても背板にゆがみが出やすいというリスクがあり、製作企業の腕の見せどころ。

    また手縫いは頑丈ですが、じつはミシン縫いでも耐久性は十分な部分も…(笑)しかも1時間に20本縫えるミシンに対して、2~3本しか縫えない手縫いの手間はランドセルの価格に反映されてしまいます。

    どのブランドも型崩れは無料修理対象外ですので、コストパフォーマンスが高い丈夫さ・頑丈さは重要ですよね。

    3-1. 天使のはね(セイバン)

    セイバンの頑丈さ

    大マチ3面をコの字型に覆う二重構造の「タフかるプレート」と、崩れやすい間口の変形を防止する「スタイルキーパー」。柔軟性の高い二つの補強パーツが衝撃を吸収し、6年間ランドセルの形状を維持してくれます。

    耐久試験では一重構造の芯材を使ったランドセルと比べ、セイバンのランドセルは約2倍の強度があり、全体としては約100kgに耐えられる構造になっていることが実証されています。

    天使のはね(セイバン)

    総合★★★★★ 96.75 /100pt
    軽く感じる機能★★★★★ 30.00 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★★ 19.44 /20pt
    安心・安全機能★★★★★ 19.11 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★★ 19.03 /20pt
    購入者の口コミ★★★★★ 9.17 /10pt

    セイバン天使のはねの基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    ・アンジュエール
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類25モデル3モデル
    カラー40色3色
    価格帯56,000~78,840円73,440~91,800円
    重量約1,130~1,250g約1,300~1,520g
    オーダー
    メイド
    天使のはねクラシック カブセ裏オーダー
    お得情報早期割引10%OFF

    3-2. 羽倉(HAKURA)|第三者機関で耐久テスト済み

    羽倉の頑丈さ

    耐久テストはそれなりの費用がかかり、直接的には利益につながらないため大手製造メーカー以外はほとんどやっていませんが、羽倉(HAKURA)は第三者機関で耐久テストをちゃんと実施しています。

    「頑丈、丈夫」という言葉だけで誤魔化さないで、本気でお子様のことを第一に考えているブランドのひとつです。

    羽倉(HAKURA)

    総合★★★★ 83.86 /100pt
    軽く感じる機能★★★★ 24.32 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★ 17.44 /20pt
    安心・安全機能★★★★ 16.74 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★★ 16.22 /20pt
    購入者の口コミ★★★★★ 9.14 /10pt

    羽倉(HAKURA)の基本データ

    主な素材人工皮革
    (カブセは牛革)
    ・コードレ
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類3モデル2モデル
    カラー12色17色
    価格帯54,000~59,400円59,400~84,240円
    重量約1,420g約1,450~1,490g
    オーダー
    メイド
    なし

    4. 安全性が高いランドセルブランド2選

    お子様の安全を守る、次の3つのあたりまえ機能。

    • 安全ナスカン
    • 前後左右反射材
    • 防犯ブザー取付フック

    デザイン重視なのかコスト削減のためか、安全機能が付いていないブランドが多すぎるので注意。ここでは安全機能に力を入れている2つのブランドを紹介します。

    4-1. フィットちゃん(ハシモト)|視認性が高い安ピカッタイプ

    フィットちゃん安全機能

    基本の安全機能は全モデル搭載。夜道の視認性が格段にアップする「安ピカッタイプ」は通常モデル+4,000~5,000円。

    フィットちゃん(ハシモト)

    総合★★★★★ 90.07 /100pt
    軽く感じる機能★★★★ 25.47 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★★ 17.87 /20pt
    安心・安全機能★★★★★ 19.02 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★★ 19.01 /20pt
    購入者の口コミ★★★★ 8.70 /10pt

    フィットちゃん(ハシモト)の基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類38モデル2モデル
    カラー74色2色
    価格帯39,900~77,760円75,600~97,200円
    重量約1,100~1,330g約1,450~1,500g
    オーダー
    メイド
    限定500本 63,000円(税込)~
    お得情報WEB購入で約1割引き(対象外商品あり)

    4-2. 天使のはね(セイバン)|全モデル安全機能が標準搭載

    セイバン安全機能

    一番安いモデルから最上位モデルまで、安全機能をいち早く全モデル標準装備にしたメーカー。お子様の安全にかかわる機能はランドセルの価格に関係なく、絶対に必要な機能ですね。

    天使のはね(セイバン)

    総合★★★★★ 96.75 /100pt
    軽く感じる機能★★★★★ 30.00 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★★ 19.44 /20pt
    安心・安全機能★★★★★ 19.11 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★★ 19.03 /20pt
    購入者の口コミ★★★★★ 9.17 /10pt

    セイバン天使のはねの基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    ・アンジュエール
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類25モデル3モデル
    カラー40色3色
    価格帯56,000~78,840円73,440~91,800円
    重量約1,130~1,250g約1,300~1,520g
    オーダー
    メイド
    天使のはねクラシック カブセ裏オーダー
    お得情報早期割引10%OFF

    5. 大容量モデルのランドセルブランド 2選

    大容量ランドセルはのメリットは手荷物がなくなり、転倒のリスクが減ることなどがあげられます。

    しかしランドセルが重くなり、からだへの負担が増えるので軽く感じる機能がしっかりついたブランドを選ばなくてはなりません。

    5-1. キッズアミ(ナース)|軽量コンパクトなキューブ型から大容量モデルまで

    キッズアミ大容量

    キッズアミのナースでは、ヘリがないコンパクトキューブ型や「エレファントキューブ、ドリームキューブ、ペリカンポッケ」という3種類もの大容量モデルを展開。

    特に大マチが開閉する特殊な構造のドリームキューブを商品化できるのは技術レベルが高いナースならでは。ウイング背カンを採用し、負担軽減効果もあり。

    キッズアミ(ナース)

    総合★★★★ 86.07 /100pt
    軽く感じる機能★★★★ 24.32 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★ 17.28 /20pt
    安心・安全機能★★★★ 16.74 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★ 18.34 /20pt
    購入者の口コミ★★★★★ 9.39 /10pt

    キッズアミ(ナース)の基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類18モデル4モデル
    カラー28色13色
    価格帯57,240~66,960円69,120~98,280円
    重量約1,000~1,200g約1,310~1,370g
    オーダー
    メイド
    なし

    5-2. かるすぽ(イオン)|収納20.5cm驚異の超大容量みらいポケット

    イオンかるすぽ大容量

    大マチは大きめの12.5cm、小マチが最大8cmまで拡大する「ついにここまできたか…」というランドセル。公表されていませんが、たぶんナース製造なので品質面は安心です。

    小マチにもたくさん詰め込みたくなりますが、背中から遠い位置に重いものを入れるのは負担が倍増するので絶対にNG。テコの原理と一緒です。

    かるすぽ(イオン)

    総合※製造メーカーが複数のため未採点
    軽く感じる機能
    丈夫さ・頑丈さ
    安心・安全機能
    快適性・お手入れ
    購入者の口コミ★★★★ 8.80 /10pt

    かるすぽ(イオン)の基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類41モデル3モデル
    カラー90色6色
    価格帯32,400~75,600円75,600~151,200円
    重量約1,080~1,230g約1,390~1,620g
    オーダー
    メイド
    みらいポケットパターンオーダー、はなまるランドセル24MYカラー

    6. 本体が軽いランドセルブランド2選

    まずランドセルを軽さだけで選ぶことはおすすめできません。理由は次の2つ。

    1. 軽い=機能が少ない・生地が薄い=負担軽減効果や強度・耐久性が犠牲になる
    2. カタログに記載されている重量は、実重量と大きく異なることがある

    軽く感じる機能なしのランドセル1,000gより、軽く感じる機能付きランドセル1,200gの方が、体感は軽く、からだへの負担は少なくなります。

    さらにホームページやカタログに記載される重さの量り方には「完成品の平均重量」と「試作サンプル品の重量」の2パターンあり、「完成品の平均重量」であれば実際に消費者に届くランドセルとほぼ同じ重さになります。

    しかし「試作サンプル品の重量」の場合、超一流のサンプラーが設計図通りに製作した一切無駄のないのランドセルを計量するため、カタログ値より実物が200gも重いということも多い…汗

    ここで紹介するのは軽く感じる機能付きで、完成品の平均重量をカタログに記載している2ブランドです。

    6-1. キッズアミ(ナース)|高品質で軽いランドセル

    キッズアミ(ナース)

    生産全体の7割は、品質基準が厳しい大手量販店や百貨店向けのOEM製品を製作。実績・業界の口コミともに申し分ないブランドです。

    キッズアミ(ナース)

    総合★★★★ 86.07 /100pt
    軽く感じる機能★★★★ 24.32 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★ 17.28 /20pt
    安心・安全機能★★★★ 16.74 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★ 18.34 /20pt
    購入者の口コミ★★★★★ 9.39 /10pt

    キッズアミ(ナース)の基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    天然皮革
    ・牛革
    ・コードバン
    種類18モデル4モデル
    カラー28色13色
    価格帯57,240~66,960円69,120~98,280円
    重量約1,000~1,200g約1,310~1,370g
    オーダー
    メイド
    なし

    6-2. ふわりぃ(協和)|最軽量930g軽さを追求したランドセル

    ふわりぃ軽量ランドセル

    下ベルトの取り付け部がランドセルのサイドにある珍しいランドセル。底面の金属パーツがないので1kg未満という驚異の軽さを実現。

    2018年度よりランドセルの背負い位置を適正な場所でキープするチェストベルトが誕生。体感が軽くなり負担軽減効果がアップしています。

    ふわりぃ(協和)

    総合★★★★ 74.69 /100pt
    軽く感じる機能★★★★ 24.32 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★★ 13.99 /20pt
    安心・安全機能★★★★★ 12.33 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★★ 16.72 /20pt
    購入者の口コミ★★★★★ 7.33 /10pt

    ふわりぃ(協和)の基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノ
    天然皮革
    なし
    種類30モデル
    カラー94色
    価格帯37,700~62,640円
    重量約930~1,200g
    オーダー
    メイド
    100万通り 63,720円~※2019年1月3日まで

    7. ハイセンスなランドセルブランド2選

    他の子と同じのは嫌、とびっきりおしゃれなランドセルがいい!という方には次の2ブランドがおすすめです。

    どちらもデザイン性が高く、背負いやすさや安全性にもこだわっています。ただレア度も高いので取扱店や品切れには注意です。

    7-1. 高島屋ブランド|メーカー並みの品ぞろえ

    高島屋ブランド

    高島屋らしい上品で気品あふれるオリジナル商品を多数取り扱い。また横浜高島屋オリジナルのランドセルもあるので要チェックです。

    高島屋ブランド

    総合★★★★ 80.74 /100pt
    軽く感じる機能★★★★ 24.32 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★★ 15.24 /20pt
    安心・安全機能★★★★ 16.74 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★★ 15.45 /20pt
    購入者の口コミ★★★★ 8.99 /10pt

    高島屋ブランドの基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノなど
    天然皮革
    ・牛革
    種類29モデル3モデル
    カラー52色11色
    価格帯60,480~88,560円88,560~99,360円
    重量約1,130~1,350g約1,350~1,420g
    オーダー
    メイド
    なし

    7-2. LIRICO(リリコ)|幻想的であまりに美しい

    LIRICOのランドセル

    刺繍糸1本までこだわりぬく高クオリティで、魅力あふれる世界感を表現。品質も問題なしで、唯一無二のランドセル専門ブランドです。※たぶん榮伸が製造してる

    リリコ公式:楽天市場店 / Yahoo!ショッピング店 / 本店

    総合★★★★★ 72.26 /100pt
    軽く感じる機能★★★★ 24.32 /30pt
    丈夫さ・頑丈さ★★★★ 16.81 /20pt
    安心・安全機能★★★★★ 6.46 /20pt
    快適性・お手入れ★★★★ 15.59 /20pt
    購入者の口コミ★★★★ 9.08 /10pt

    LIRICO(リリコ)の基本データ

    主な素材人工皮革
    ・クラリーノなど
    天然皮革
    なし
    種類13モデル
    カラー53色
    価格帯58,320~70,200円
    重量約1,120~1,310g
    オーダー
    メイド
    なし

    8. ランドセルブランドの種類と特徴

    ランドセルが商品になるまでには次の3つの工程があります。

    1. 企画:ランドセルのコンセプト・デザイン・色など、どんな仕様にするか決める
    2. 製作:企画・仕様に従い、生地の裁断・縫製・組み立てなどの製造作業を行う
    3. 販売:完成品を店頭やネットで消費者に届ける

    この「企画・製作・販売」の3つすべてを自社で行っているブランドは意外と少ないことをご存知でしょうか?

    8-1.「企画・製作・販売」すべて自社で行うランドセルブランド

    ランドセルの工程01

    大手メーカー系

    テレビCMしているような大手メーカー系「セイバンフィットちゃんふわりぃ」などはこの部類になります。

    「大量生産=機械?」というマイナスイメージを持つ方もいますが、ランドセルは完成まで100~200の工程があり、とても複雑なため大手でも手作業で製作されています。

    • 安定した経営基盤のため倒産しにくく、購入後の保証やサポートが安心
    • 店頭で目にする機会が多いので気軽に体感・比較ができる
    • 機能や構造が最先端で第三者機関の品質試験なども行っている
    • カラー・デザイン展開が豊富で、取り扱い店の選択肢も幅広い
    • レア度は低いため、特別感は薄く、他の子とかぶる可能性はある

    本物の工房系

    最近「工房系」というジャンル(?)をよく耳にしますが、小さい工場で熟練職人がこだわりのランドセルを作っているイメージでしょうか?

    しかし正式には「工房系の基準や定義」はなく、その分け方はとっても曖昧。自社工場を持っていないのに世間では工房系として認知されているブランドも複数あるのです(汗)

    たぶん皆さんが想像している本物の工房系は、革の裁断から縫製・組み立てまで全部自社でやっている「鞄工房山本スドウGALSON(ガルソン)」みたいなメーカーのことだと思います。

    • 職人の魂がこもったランドセルを肌で体感できる
    • 牛革・コードバンが比較的リーズナブルな価格で手にできる
    • デザインが古いことを「シンプル=飽きない」に置き換えているところが多い
    • 負担軽減や安全性などの「あたりまえ機能」が付いていな商品が多い
    • 生産本数が少ないため、すぐに完売になり、手に入りにくい
    自社製とうたっている商品でも「カブセ、メイン収納(大マチ)、前段(前ポケット、小マチ)」の製作を他社に依頼し、組み立てだけ自社というメーカー/工房もあるので注意。
    さらにヒドイところは、ベルトやナスカン、Dカンの取り付けだけを行い、自社製として販売している。
    ホームページやカタログの演出やイメージに惑わされないことが大切。

    8-2. 製作は他社で、「企画・販売」を自社で行うランドセルブランド

    ランドセルの工程02

    流通系ブランド

    生産者と消費者の間をつなぐ流通系「イオンニトリ高島屋」などは、自社で企画したランドセルを提携工場が製作して、自社で販売しています。

    企画をメーカー側が行うので、企業の特色やコンセプトを強調しやすく、イオンは大量発注することでコストダウンもできています。※ニトリが安いのは中国製だからです…

    • ある程度の品質の商品を考えられないほど低価格で買える
    • 品質基準は流通系ブランド次第なので見極めは必要
    • 全国に点在するので実物体験が容易で、店員の目もあまり気にならない
    • 大手メーカー系ランドセルも同じ棚に並んでいるので比較できる

    ランドセル専門のブランド系

    LIRICO(リリコ)Nino Y Nina(ニノニナ)」などは、ランドセル専門のブランド系メーカーと言えます。

    デザイン・カラー・機能・パーツなど、細部まで企画され、ブランドの世界観を繊細に再現。ランドセル専門だけあって機能性、安全性も高くファンも多い。

    ただしメーカー側の要求が多くなれば、工場側の作業工程も増えるのでランドセルの価格は高くなりがち(涙)

    • ブランド色が強く、ハイセンスな商品が多い、品質面のこだわりも高い
    • 生産本数は決まっているので、売り切れても追加生産はほぼなし
    • 毎年、継続品もしくはリニューアル品が多く、新商品発売は数年に1度くらい
    • 個性的すぎて勇気がいる、見てるだけでお腹いっぱいという人も…

    8-3. 企画・製作は他社で、「販売」のみを自社で行うランドセルブランド

    ランドセルの工程03

    鞄店などの小売店

    生産者や卸売業者から商品を仕入れ、消費者に販売している鞄店などの小売業。メインは販売になりますが、企画も行い、オリジナル商品を展開するお店もあります。

    • 他社商品も複数扱っているため、知識や経験が豊富な店員が多い
    • ランドセルの専門度の高さはお店によってピンキリのため、お店選びは重要
    • 企画を自社で行い「当店オリジナルモデル」などを販売するお店も少なくない

    工房系もどき

    「昔は製作していたけど今は販売しかしていない」や「工場を持っていないのに工房っぽく演出している」という工房もどきもあるので注意。

    • 子供ではなく親をターゲットに商売しているケースが多い
    • サイトデザイン、カタログ、企業イメージにはお金をかけている
    • 決して商品の品質が悪いわけではないが、イメージ戦略に走っている

    8-4. 企画・製作・販売すべて他社で、ライセンス契約のみのブランド

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    ファッション・スポーツなどのブランド系

    有名ファッションブランド、スポーツブランドのランドセルは、ほとんどは「ライセンス契約=名前貸し」です。※中には企画しているブランドもありますが…

    ブランドの商標やロゴが付いているランドセルは売れるので、大体は製作メーカー側からブランド側へ話を持ち掛ける場合が多いです。

    • 製作メーカーは大手のため、品質は高い
    • ブランドの特徴や個性を上手く表現できていない名ばかりの商品もある
    • 生産本数は少ないため、シーズンと前半で品切れになる(売れ残りは翌年度 継続販売される)

    8-5. ランドセルはどこで作っているかが重要

    ここまで解説してきた「企画・製作・販売」。3つを自社で行っているから良いブランド、販売だけだから悪いブランド、という意味ではありません。

    ただ製作メーカーが違えば、素材、構造、縫製技術も違います。つまり、6年間安心して使えるか?という部分に大きく影響してきますよね?

    背カンが天使のはねならセイバン製のように、特許からヒントを得て製作メーカーを特定することも可能ですが、基本的にどこのブランドも「ウチのランドセルは○○で製造しています」なんて教えてはくれません。

    そのため以下の2つに注意しながら、実物を見て、触って、背負い比べて、家族みんなでランドセル選びを楽しんでくださいね。

    1. ネットやカタログ、SNSの情報は参考程度に(鵜呑みにしない)
    2. 迷ったときは、子どもにとって良いものは何なのか?を考える

    9. さいごに

    フィッターおすすめのランドセルブランドを紹介してきましたがいかがでしたか?

    大切なことはネットやカタログの情報を鵜呑みにせず、パパママさんやお子様本人がたくさん体感することです。

    私がおすすめするランドセルブランドは目的に応じて以下の通りです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

    迷ったらこのブランド

    • 天使のはね(セイバン)
      難しいことは考えずに、まずはセイバンと比べて他のランドセルの良いところ悪いところを見つけてみよう
    • 羽倉(HAKURA)
      本革に興味があるならここをチェックです

    お子様の負担を軽減

    6年間丈夫で長持ち

    万が一のための安全機能

    たっぷり大容量タイプ

    本体の軽さで選ぶなら

    センスで差をつけたい

    ランドセルはお子様の健康と安全を守り、成長を6年間サポートする「わき役」です。

    「主役」のお子様と一緒に家族みんなでランドセル選びを楽しんでくださいね。icon

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